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あだち充MIX(ミックス)15巻(82~87話)のあらすじネタバレ!紅白戦終了!【単行本】

ゲッサン(月刊少年サンデー)で連載中のあだち充マンガ「MIX」の最新刊(2019年8月現在)である15巻が2019年8月8日に発売されました。

この記事ではMIX15巻のあらすじのネタバレをします。ですので、MIX15巻のネタバレをまだ見たくないという人は単行本などで先にMIX15巻を読むといいですよ。


この記事を書いている僕は1985年1月生まれの現在34歳で、小学校4年のときに「H2」を読み始めて以来大のあだち充ファンです。

初期のあだち充マンガの連載や読み切り作品は現在では手に入れにくいですが、僕は「ナイン」や「陽当たり良好!」以降の手に入れられるあだち充作品は短編・長編含めほとんどすべて持っていますし、今でも読み返しまくっています。「ナイン」よりも古い「初恋甲子園」の単行本も持っていますよ。

ちなみに、僕が好きな作品ベスト3は上から「ラフ」、「ナイン」、「クロスゲーム」です。僕は現在のところ「MIX」はガチで2位の「ナイン」、3位の「クロスゲーム」に匹敵するぐらい好きになりそうな感じです。

そして、1番好きなヒロインは水谷香月(「KATSU!」)です。



この記事では、あだち充の大ファンで、しかもすでに「MIX」が大好きな僕が「MIX」15巻の(82~87話)のあらすじ・ネタバレを書きます。

MIX(ミックス)15巻前半(82~87話)のあらすじネタバレ


82話 どちら様?

立花走一郎・投馬たち明青学園野球部は学校グラウンドで紅白戦を行っており、現在3回の表。白組の先発ピッチャー立花投馬は控えキャッチャーとバッテリーを組んでいるため全力投球ができないため、いまいち気合が入らない。

そんな投馬を見て、ベンチにいるマネージャーの大山春夏は「けど、試合には集中しているわよ」と分析をする。投馬をよく見ている春夏が気になる走一郎。


場面は変わって、走一郎と音美の実の父親・澤井圭一(けいいち)のお墓参りに来た、立花家の母親・立花真弓(走一郎と音美の実の母親で、投馬の義理の母)。

お墓の前にはメガネをかけてスーツを着た40代ぐらいのおじさんがいて、立花真弓はそのおじさんと軽く会話を交わす。メガネのおじさんは「千本木(せんぼんぎ)」と名乗る。

亡くなった澤井とは「高校時代にちょっと……」の関係。澤井が亡くなったことを最近人づてに聞いて、ビックリしてお墓参りに来たらしい。

目の前にいる澤井圭一の奥さんが再婚して、今は立花真弓という名前であることを聞いて驚く千本木。


場面は再び明青学園グラウンド。紅組のピッチャーは走一郎。高校時代に明青学園のエースだった澤井の息子が投げる姿を見て、ロマンを感じる大山吾郎監督。

投馬は「走一郎は中学に入学してからはピッチャーとしての練習なんかまともにやってないはずなんすけどね」と少し悔しそう。

走一郎が投げる姿を見て「いい顔して投げてるなあ」と嬉しそうな大山春夏。

白組5番ライトの駒(2年)はボテボテのファーストゴロを打ち、ピッチャーの走一郎は1塁ベースカバーに入る。タイミングは微妙だが大山はベンチから思わず「止まれ!駒!」と叫ぶ。バッターランナー駒は1塁ギリギリアウト。

ベースカバーに入った走一郎を見て、走一郎の父親である澤井のことを思い出したらつい叫んでしまったらしい。大山監督は「全力プレー同士の事故は、……つらいぞ。ケガした方も、させた方も……な」としんみりと言う。高校時代の澤井のケガは一塁ベースカバーが原因だろうか。

澤井がケガをしたのは相手選手との交錯が原因だったようだ。大山は澤井にケガをさせた相手選手のことをよく覚えていないが、「ちょっと変わった名前で、代打で出てきた澤井と同じ1年生だったらしい(大山監督は当時2年生)」。


場面は変わって明青学園の校舎内。「千本木先生」と廊下で呼びかける立花音美。振り返ったのは先ほど澤井のお墓参りをしていた、メガネにスーツの40代のおじさん、千本木。

音美の顔を見て、思い出したように「立花」と音美を指さす千本木先生。千本木先生は「そっかそっか」と何かを察した表情。

千本木先生はついさっきお墓であった女性・立花真弓が立花音美の母親であることに気づいた様子。

83話 なめるなよ!

死別した澤井のお墓参りから帰ってきた立花真弓。現在の夫・立花英介(投馬の実の父親で、走一郎と音美の義理の父親)は平日にもかかわらず社長命令で仕事が早く終わり、家に帰ってきておりビールを飲んで上機嫌。

真弓はお墓の先客で千本木という人と会ったことを立花英介に話す。英介は千本木という名前を聞いて、「どっかで聞いた名前だな、明青(うち)にはいなかったと思うけど……」と記憶があいまいな様子。

しかし、英介はもう一度「千本木」という名前を聞いて、驚いた顔で澤井の遺影を見る。何かを思い出したようにも見える。


場面は変わって明青学園グラウンド。紅組の先発ピッチャーだった夏野一番(1年)は紅白戦中にケガをした手の治療を終える。

試合は走一郎と今川キャプテンがバッテリーを組む紅組が1-0で白組をリード。現在7回の裏で白組の攻撃中。白組の主力は立花投馬、強打のサード・南郷四郎(南ちゃん)、守備の名手・ショートの錦(にしき)など。

負けたチームは勝ったチームにラーメンをおごる約束をしている。保健室からベンチに戻ってきた夏野はちょいとした突き指で骨には異常なし。

白組の6番・錦は走一郎の球をとらえてライナー性の当たりを打つも、野手の正面に飛んでアウト。「走一郎の球はスピードもキレも落ちてきてんじゃねえか」と投馬に話す錦。

続く白組7番バッター(モブキャラ)はポテンヒット。8番バッターは外野フライに倒れてスリーアウトチェンジ。

小学生時代以来のピッチャーをしている走一郎はブランクもあり、疲れてきた様子。2回からリリーフした走一郎は現在のところ6イニングで打たれたヒット3本、味方のエラー2つだが無失点。

走一郎が本格的にピッチャーの準備をすればすぐにその辺のエースクラスになれると期待する今川キャプテン。それに対して、「キャッチャーとしての走一郎レベルの人は日本中探しても見つからないかもよ」と春夏が言う。

大山監督や今川キャプテンは投手としての走一郎にも期待しているが、春夏はキャッチャーとしての走一郎、そしてバッテリーとしての投馬と走一郎に期待しているように見える。


余力十分の投馬は8回の表の紅組の攻撃をかんたんに抑えてチェンジ。8回の裏のマウンドに上がる走一郎はすでにふら~っとしている。

1アウトから1番センターの赤井(1年)がクリーンヒットで出塁。2番が送りバントで2アウト2塁。そこから3番投馬、4番南郷、5番駒の3連打で白組が2点を入れて逆転。現在2-1で白組がリード。


場面は美術部の部室に一瞬変わって、美術部顧問の千本木先生は野球部の2年生の兄弟バッテリーの名前が立花であることを再確認する。立花兄弟、音美、そしてさっきお墓で会った立花真弓、澤井の関係を整理しているように見える。


野球部の紅白戦は2-1で白組がリードのまま9回表紅組の攻撃。1アウトランナーなしでバッターは3番走一郎。

投馬は初球全力のストレートで見逃しストライクを取るも、キャッチャーはボールを捕れない。そんな白組のキャッチャーに対して、キャッチングのアドバイスを送る走一郎。

投馬の2球目の全力ストレートにファウルが精一杯の走一郎。投馬は2ストライクと追い込む。

3球目。パスボールによる振り逃げを恐れずに全力のストレートを投げる投馬。走一郎は空振り、キャッチャーは投馬の全力のストレートを始めてキャッチして空振り三振。

続く紅組の4番・今川キャプテンも三振でゲームセット。投馬のいる白組が走一郎のいる紅組に2-1で勝利。

84話 あいつのすごさは

記憶喪失の状態で立花家に保護され、居候(いそうろう)として立花家の庭でテント生活をしている原田(「タッチ」の登場人物の原田と同一人物)は、近所の肉屋の前で騒いでいる(本人曰く肉屋の宣伝)。

原田は肉屋の店主からもらったコロッケを川沿いのベンチで座りながら食べている。川の向こう岸を犬の散歩をしながら歩いている若い男女を見て、一瞬「タッチ」の上杉達也と浅倉南のシルエットを思い出すも(原田は達也と南の顔までははっきり思い出せない)、現在川の向こうにいるのはパンチを散歩している投馬と音美だった。

それをきっかけに、原田は明青高校の生徒だったときに付き合いがあったボクシング部のキャプテン、西城高校の寺島の妹、新田、西村、そしてレオタード姿の南の太もものシルエットを思い出しかける(いずれもみんなの顔までは思い出せない様子)。

「思い出したくねえ記憶ばっかりでもなさそうだな」とひとりごとを言う原田。

原田が町を歩いていると明青学園高等部の美術部教師・千本木先生とすれ違い、千本木先生は原田に気付く。2人は10年ほど前にインドの山奥で出会って、3日間一緒にヒッチハイクをした仲だという。

自分のことを知っている千本木先生に対して、原田は「おれはいったい何者なんだ?!」と聞く。


犬のパンチの散歩中の投馬と音美はベンチに座って休み、昔話をしている。小学校4年の時点では走一郎の方が投馬よりも圧倒的に野球がうまく、投手としても走一郎の方が上だったらしい。

散歩の途中でスーツを着た30代ぐらいの男性に呼ばれ、車に乗せられる投馬と音美(それからパンチも)。車に乗っているのは明青野球部の大山監督の妻、つまり野球部マネージャーの大山春夏の母親である小説家の大山みどり(ペンネームは月影渚=つきかげ なぎさ)。

投馬と音美に声をかけた男性は大山みどりの編集者かマネージャーらしい。

ちなみに、投馬と音美は大山みどりとは面識がある。大山みどりは高校野球を題材にした小説を現在連載しており、展開に煮詰まったので投馬と音美に話を聞かせてもらいたいとのこと。

大山みどりの小説を読んでいる音美曰く、主人公の家族構成は立花家とほとんど一緒らしい。

パンチが車の中から道路に向かってうれしそうに吠える。投馬と音美がパンチの視線の先に目をやると、走一郎と春夏が道路で何やら話しており、春夏がいきなり右手で走一郎のほっぺたをきつくビンタした。驚く投馬と音美。

春夏が一緒にいる男を殴ったことを聞き、春夏の母の大山みどりは「その男には脈があるかもね」と言う。「あるいは本物のダメ男か」と続ける大山みどり。みどりは、うちの娘はどうでもいい男を殴ったりしないと言う(※みどりは春夏が殴った男を見ていないし、投馬たちから聞いてもいない)。


場面が変わって、原田は立花家に保護されて以来何度か来ている喫茶店・ドラゴンで店主の間崎竜一と話している(※この間埼竜一は「みゆき」の間崎竜一と同一人物)。ちなみに、この喫茶店・ドラゴンの2階にあるアパートには大山監督と娘の春夏が住んでいる(大山監督の妻・大山みどりは別居中)。

原田はインドで一緒にヒッチハイクした男(=千本木先生)とついさっき道で会ったことを店主の間崎に話す。千本木豊(せんぼんぎ・ゆたか)の名前を聞いてすぐにピンとくる間崎。

間崎は明青学園のOBではないが、甲子園で優勝した明青学園に感動して、それ以来明青学園野球部の大ファンである(※明青が優勝したのはもちろん上杉達也の世代。「タッチ」と「みゆき」はそれぞれ別作品だが、元々同じ世界観という設定があるらしい。ちなみに、間崎竜一は上杉達也よりも少し年上の設定)。

間崎が原田に説明する。

立花走一郎と音美の実の父親である澤井圭一が明青学園の1年生だったときの東東京大会の準々決勝の7回で、代打に出てきた相手チームの1年生が千本木豊。そのときに内野ゴロを打って、1塁ベースカバーに入った澤井と交錯して澤井の投手生命を結果的に奪ったのが千本木豊。

勢南高校野球部の西村勇(にしむら・いさみ)監督と、西村監督の息子であり走一郎・投馬と同い年で野球部の2年生エース・拓味(たくみ)が喫茶店・ドラゴンの前をたまたま車で通り、少し車を止める。西村監督は喫茶店・ドラゴンに入ろうかと少し考えるが、「こんなラーメン屋みてえな喫茶店はよそう」と言い、ドラゴンには入らずに車を走らせて去っていく(「MIX」初期ではドラゴンは初めラーメン屋だったが、その後すぐに喫茶店に変わった)。

西村親子は何度もドラゴンの前を通るが、店に入ったことはまだない。なお、この西村勇監督はもちろん「タッチ」で勢南のエースだった西村勇である。息子の拓味は西村監督が高校生のときに顔がそっくりだが、西村監督の妻の顔はまだ出ていない。

85話 見なかった事にしようか

大山春夏の母親であり、小説家の大山みどりの取材から投馬と音美が家に帰ってきたのは夜で、走一郎が玄関で2人を出迎えた。投馬と音美は取材のお礼として大山みどりからお寿司をおごってもらったという。

昼間に走一郎が路上で春夏から殴られているのを目撃した投馬と音美は走一郎に対して気まずい様子だが、走一郎は普段通りでおかしい様子は何もない。

次の朝、投馬は校門前で春夏と会い、春夏が投馬に「おはよう」と声をかける。昨日の夜の走一郎と同じく、春夏にもおかしなところはない。ちなみに、走一郎はこの日珍しく寝坊してモタモタしたため、投馬と一緒に登校していない。そのため、走一郎はこの日校門で春夏と会っていない。


放課後になって野球部の練習が始まっているが、走一郎は一人でブツブツ言っており、いまいち練習に身が入っていない。走一郎はブルペンで投馬のピッチングを受けている間も少し様子がおかしい。

練習が終わり、春夏一人がいる部室に走一郎と投馬が入ると、走一郎が春夏に話しかける。「あのさあ、おれのセリフ長すぎて覚えきれないんだけど」

「こっちのセリフだってひどいわよ。メチャクチャなんだから、この脚本‐‐」と返す春夏。

走一郎と春夏は映画研究会から頼まれて、文化祭用の短編映画に出演するらしい。昨日路上で春夏が走一郎を殴ったのは映画の芝居の練習だったようだ。

86話 呼んだんですよ

ある日の昼休み。投馬はボクシング部の友達・大橋の用事を手伝い、ボクシング部の練習場に入る。ボクシング部の練習場はかなり古く、汚い。

投馬は大橋から、明青野球部が夏の甲子園で優勝したときのエース(もちろん上杉達也)が元々ボクシング部だった話を聞かされる。「当時のボクシング部のキャプテンが野球部に泣きつかれて断腸の思いで(後の)野球部のエースを送り出したからこそ、明青野球部の奇跡の優勝があったんだぞ」と大橋は投馬に言う。

明青野球部が甲子園にたった一度だけ出場して、そのときに初出場初優勝したことは明青学園の現役生徒の間でも伝説になっているらしい。

「おれが聞いた話じゃ、当時のエースはボクシング部から野球部に色紙一枚でトレードされたことになってるけどなあ」と言う投馬。大橋は「そんなおもしろ話を信じてるわけじゃねえだろな」と返す。

大橋の用事の手伝いを終えた投馬がボクシング部の練習場を出るときにドアを開けると、風に揺られて1枚の写真が壁から落ちる。その写真に写っているのは、サンドバッグを打っている高校生時代の原田だった。


ボクシング部の練習場から出た投馬は体育館の前で美術部顧問の千本木先生と会う。2人が会話するのは初めてのようだ。

千本木先生は投馬に「きみのお父さんのことで話があるんだ」と言う。「何かしでかしましたか?うちの親父が――」

「いや、しでかしたのはわたしの方なんだ」と千本木先生。


美術室で投馬と二人きりになった千本木先生は、自分と投馬の父親の関係について話し終えた。投馬は千本木先生と澤井圭一の関係を聞いてもあっけらかんとしている。

投馬は千本木先生に「その試合で澤井圭一の後にマウンドに上がった3年生投手覚えてますか?背番号12の。それがおれの父親です」と言う。何のことやらよくわかっていない千本木先生。

投馬は千本木先生に「じゃ、澤井圭一の息子の方の立花を呼んで来ますから、今の話もう一度してやってください」と言って美術室を出ていく。


澤井圭一が明青学園野球部の1年生エースだった夏、東東京大会準々決勝。7回裏0-0の同点の場面で下位打線の攻撃。明青の相手チーム、栄新(えいしん)高校の1年生だった千本木豊はチーム1の俊足だということだけでベンチ入りしていた。

結果、代打で出た千本木は1塁ベース上でベースカバーに入ったピッチャーの澤井圭一と交錯。澤井は降板してその試合は1-2で栄新が9回サヨナラ勝ち。

栄新は初のベスト4進出、準決勝で敗退したがあの夏の成績はいまだに野球部の最高記録。


投馬も走一郎と一緒に千本木の話を美術室で聞いている。走一郎は「選手生命を失ったのは父だけではないですよね」と千本木に言う。走一郎は父のことを自分なりに少し調べたらしい。

澤井と交錯した相手選手は秋に野球部を辞めたことを走一郎は知っていた。その選手は陸上短距離に転向し、2年でインターハイ出場、3年でインターハイ優勝したという。

千本木が陸上でインターハイ優勝したことを一番喜んでくれたのは澤井圭一だったと千本木は言う。わざわざ千本木の家まで訪ねてきてくれたらしい。

そして、あの試合のキャッチャーだった人が今の野球部監督の大山だと千本木は知る。さらに、あのときにリリーフピッチャーの息子が現在の明青のエース、澤井の息子がキャッチャー。4月に明青学園に転任してきた自分を含めて、何だか偶然とは思えない千本木。


町をブラブラ歩いている原田。原田はいつの間にか道に迷ってしまったことに、ある家の前で気づく。その家の表札は「原田」。

87話 不安? 期待?

「原田」という表札がある家の前でボーッと立っている原田に、大きな犬を連れた5~6歳ぐらいの女の子が「怪しいヤツ!とっとと消えないとこのポセイドン(大型犬)がだまってないぞ!」と威勢よく声を上げる。

原田に驚かされた女の子は犬とともに逃げた後に家に着く。女の子は母親に「怪物が出た!」と泣き叫ぶが、おばあちゃんに優しく声を掛けられてすぐに元気を取り戻す。

女の子の母親はベリーショートの髪型をしており、「怪物で思い出したけど、正平はいったいどこで何をしてるのかな?」とおばあちゃんに話しかける。「いい歳していつまでブラブラしてるつもりなのかね、あいつは」を飽きれるベリーショートの母親。

おばあちゃんに「弟のことは言えないでしょ、あんたも。40過ぎてやっと結婚したと思ったら子連れ離婚で実家に出戻り――」と言われ、強引に話を切るベリーショートの女性は原田の姉であることが判明する。

「タッチ」のときはヤンキー風で茶色か金色のロングヘアーで空手をしていた、あの原田姉である(離婚している設定にしたのはあまり意味がなく、ただ単に原田の姉が原田の実家に住んでいるための自然な理由が欲しいだけの可能性が十分ある)。

場面が変わって明青学園高等部の校舎内。音美が階段を降りると踊り場で三田亜里沙(みた ありさ)が1人で突っ立っている。「今日わたしの誕生日なんだよね」といきなり音美に話しかける亜里沙。2人は普段から仲がいいわけではなく、亜里沙は音美を敵対視しているのに。

「今日わたしン家に付き合ってくれない?」という亜里沙の誘いに驚く音美。「友達連れて来ないと誕生日プレゼントがもらえないのよ」と亜里沙は言う。

亜里沙は今まで一度も家に友達を呼んだことがなく、親バカの両親もさすがに心配になってきたという。亜里沙の両親は亜里沙のことをデキのいい娘と思い込んでいるため、いつも自分の周りにいるとりまきの女子生徒たちは両親に紹介したくないという。

一方で、音美はキチンとした会話ができて、外面がよくて可愛っ子ぶって、一見頭が良さそうなので世の中の親が一番安心するタイプだという。亜里沙は自分のとりまきが本当の友達ではないと思っている(わかっている)ようだ。


野球部グラウンドのブルペンでピッチング練習をする投馬を見て、あ然としている数人のマスコミ関係者。投馬のピッチングを見守りながら、夏の大会に向けて自信を深める大山監督。夏の大会の組み合わせ発表会は明日だ。

高校から野球を始めたばかりだが運動センスバツグンの1年赤井、今川キャプテン、そして大柄の南郷と駒のバッティングを見て、自分のチームに対して期待が膨らむ大山監督は楽観的。


音美は三田亜里沙の家で亜里沙の両親を含めてご飯を食べ、ケーキで亜里沙の誕生日を祝う。

亜里沙の部屋でくつろぐ音美と亜里沙。去年の東東京代表で甲子園ベスト8の東秀(とうしゅう)高校のエースだった兄の三田浩樹(みた ひろき)は今年の春から早稲田大学に進学して、すでに大学野球でも注目の的らしい。三田浩樹が夜でも家にいないのは、大学の野球部の寮で生活しているようだ。

投馬が三田亜里沙の家に音美を迎えに来て、満月の下嬉しそうに投馬と帰る音美。

そして、夏の甲子園予選の東東京大会の組み合わせが決まったらしい。立花兄弟2度目の夏――。



以上、「MIX」15巻(82~87話)です。16巻の発売は2020年2~3月頃になることが予測できます。「MIX」はゲッサン(月刊サンデー)という月刊誌での連載なので、単行本が発売されるペースが遅めですね。ボチボチ待ちましょう。

Atsushi
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whiterizoba

大学中退後、ワーキングホリデーでオーストラリアとニュージーランドで働いていました。
帰国後はリゾートバイトをしていました。TOEIC900を目指しています(現在は785)。

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