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バーニングマンとは?アメリカの砂漠である祭り!行き方と参加方法

燃えるバーニングマン 
(画像:https://yuuma7.com/


この記事では「アメリカの砂漠で行われる祭り、バーニングマン」について説明します。行き方、参加方法、出会いについても書きますよ。

バーニングマンという祭り


僕にはアメリカのネバダ州のリノという街の出身の友達がいます。彼の地元で超絶有名でクレイジーな祭り(奇祭)「バーニングマン」のことを教えてもらいました。彼は2018年7月現在日本で短期留学をしていますが、このバーニングマンという祭りのために8月にアメリカのリノに帰ります。

彼の友人にはアーティスト(芸術家)が何人もおり、このバーニングマンのためにアート作品とつくる人が何人もいるようです。

もちろん、彼自身も20代前半の頃から10年以上参加し、ボランティアでアート作品をつくるのを手伝ったり、バーニングマンに参加する人たち(※バーニングマンには観客はいません。全員が「参加者」です)の手助けをしているようです。

彼から教えてもらうまではバーニングマンという祭りの存在さえ知らなかった僕が、彼の話をまとめました。この記事を読めば年8月の終わりから9月のはじめにかけてアメリカのリノで毎年行われるバーニングマンという祭りの行き方・参加方法、そしてバーニングマンでの参加者同士の交流や出会いについてわかります。

また、写真や動画もたくん載せていきますよ。

テンプルとマン 


1.バーニングマンとは


まずはバーニングマンというアメリカの祭りについてかんたんに説明します。

バーニングマンとは?

大規模なイベント・祭りですが、ただの祭りではありません。僕たち平均的な日本人がイメージする「祭り」とはかけ離れています。バーニングマンはただの祭りではなく、1つの「街」であり、共同生活する場所でもあります。


どこであるの?

アメリカのネバダ州にあるリノ市の近くの砂漠で行われます。周りは本当に何もない、ただの砂漠、ガチの砂漠です。
また、ネバダ州はカジノで有名なラスベガスがある州でもあります。アメリカの西の方にあるので、日本からは比較的近いです。

いつあるの?期間はどれぐらい?

毎年8月の最後の月曜日~9月の最初の月曜日までの1週間です。2018年は8月27日~9月3日ですね。
ですので、日本人でも月~金曜日で休みをとれば参加することは可能ですね。

何人が参加するの?

毎年増え続けており、2010年は5万人以上、2013年は6万人以上、そして2018年は7万人もの人が参加します。
7万人ということは東京の国立(くにたち)市の人口と同じぐらいです。

別の言い方をすると、日本には791もの市がありますが、そのうち人口が7万人を超えているのはほぼ半分の380です。ですので、日本でちょうど真ん中ぐらいの大きさの市の人口と同じぐらいですね。

世界中から人が1つの場所に集まり、1週間だけまさに「街」をつくって生活するわけです。

参加方法は?

事前にチケットを買って、あとは現地に行くだけです。「行くだけ」とはいえ、何もない砂漠で1週間生活するために必要なものをすべて揃えていかなくてはいけません。

ですので、チケットを買ってもそのあとの準備と生活が相当大変です(詳しくはこの記事で説明します)。

チケットの値段と買い方は?

2018年のバーニングマンのチケットの値段は425ドルですので、日本円で48,000円ほどです(2018年7月20日のレート)。

公式のチケットサイトで購入できます。事前登録を行った上で買うことができます。こちらの公式サイトによると、2018年のバーニングマンのチケットの販売はあと1回残されているようですね。

事前登録:2018年7月25日(水)~27日(金)
販売日:2018年8月1日(水)

公式サイトはすべて英語ですので、英語が苦手な方には少し難しいかもしれません。買うだけならテキトーに進んでもできるとは思いますが、お金にかかわることなのでよく確認してから買うようにしてくださいね。


※注意! 転売サイトで買わないようにしましょう!

グーグルで「バーニングマン チケット」などと検索すると上の方に転売サイトが表示されます。こちらはただの転売サイトであり、決してバーニングマンの公式サイトではありませんのでご注意ください。

バーニングマンのチケットが買えるのは公式のチケットサイトのみです。こちらの公式サイトを見るにははじめにバーニングマンに関するクイズを3問答えないといけません。一見あやしく見えますが、本物です(笑)。ご安心ください。

今からバーニングマンのチケットを買っても2018年のバーニングマンに間に合いますね!
※2018年のバーニングマンのチケットの販売は終了しました。

夜のブラックロックシティ 


2.バーニングマンとはどのような祭りなのか


バーニングマンという名前の由来

バーニングマンは日本語に訳すと「燃えている男」という意味です。 祭りの最後に人型の造形物「ザ・マン」(The Man)に火を放ち(burn)、完全に無にすることに由来します。

ザ・マンはバーニングマンという祭りの象徴であり、『街』の中心に経ち続けているオブジェ・アート作品です。バーニングマンのロゴもこのザ・マンを表しています。


バーニングマンロゴ 

バーニングマンのロゴ。



バーニングマンの歴史


バーニングマンの歴史をかんたんに説明します。

・1986年

2人の若者が高さ2.4mの人間の形をした木の像をつくり、これに火をつけました。これは、当時の中心的メンバーの1人が恋人との別れにケジメをつけるためでした。

その後、彼らは毎年集まってバーニングマンを行いました。このころはネバダ州のリノにある砂漠ではなく、カリフォルニア州のサンフランシスコにあるビーチでバーニングマンが行われていました。

・1990年

バーニングマンを最初にはじめたメンバーが友達を呼び、その友達がさらに友達を呼んでいるうちに、500人が集まる規模にまで大きくなりました。ザ・マンの大きさも12mまで大きくなりました。

しかし、規模が大きくなりすぎたため、ビーチでバーニングマンを行えなくなりました。そのため、ネバダ州にある周りに何もない砂漠で行われることになりました。

周りに何もない砂漠が会場になったことにより、参加者同士が助け合うようになったわけです。こうして、参加者同士で『街』をつくるようになりました。これは現在のように何万人もの人が参加するようになった今にも受け継がれています。

・1990年代後半

インターネットの普及により、バーニングマンという祭りが世界各地に知れ渡ります。もともとは友人同士で行っていた内輪のイベントでしたが、世界中から人が集まるようになりました。

現在のザ・マンは高さ30mもの巨大なものです。ただし、ザ・マンのデザインは毎年異なります


バーニングマンが行われるのはアメリカのブラックロック砂漠

バーニングマンがアメリカのネバダ州・リノ市にある砂漠で行われることは説明しました。この砂漠はブラックロック砂漠といい、めちゃくちゃデカい砂漠です。

どれぐらいデカい砂漠かといいますと、面積が2,590平方㎞です。ですので、縦に100km、横に26㎞ぐらいの大きさです。

もっというと、大阪府の面積が1,905平方㎞、東京都の面積が2,191平方㎞ですので、大阪や東京よりも余裕で大きいです。ヤバいですね。

東京全部が砂漠だと思ってもらうとわかりやすいです(わかりにくい)。「東京ドーム〇〇個分」とかではなく、「東京都1個分」以上の大きさの砂漠です。とにかくヤバいです。

バーニングマンは砂漠に街をつくる


バーニングマンの期間中、東京都以上の大きさのこの砂漠に「街」がつくられます。この街をつくるのは主催者ではなく、バーニングマンの参加者自身です(そもそもバーニングマンには「主催者」と「参加者」に明確な区別はありません)。


『街をつくる?』何言ってだこいつ?」って思いませんか?(笑) 僕も最初アメリカ人の友達にバーニングマンについて教えてもらったときに「『街をつくる』ってなんや?」と思いました。でも、実際に砂漠に街がつくられるんです。


この街は「ブラックロックシティ(=黒い石の街,BRC)」と呼ばれます。このブラックロックシティは直径2.4㎞のおうぎ形の市街地=「住民」が住むところと、巨大なアートやオブジェ、テンプル(=寺)が置かれているオープンスペースから成り立っています。


おうぎ形の市街地の部分は食べかけのバームクーヘンのような形をしています。


上から見たらこんな感じです。バームクーヘンの部分が街で、車やテントが並んでいます。街はあまりにも大きいので、きれいな「道」もできています。



ブラックロックシティ空から 


(画像:https://ja.wikipedia.org/


ブラックロックシティでの生活


バーニングマンが開催されている1週間、参加者は新たに出会った隣人たちと街をつくり、共同生活を営みます。そして1週間後、すべてを無に還(かえ)します


バーニングマンの会場となるブラックロックシティは巨大な砂漠に一時的なつくられた街です。ですので、水道や電気、テレビ、ラジオ、そしてスマホの電波すらないという環境です。


また、売店や食堂といったものも基本的にありません。主催者側が用意するのは環境保護のための仮設トイレと食料の鮮度を保つための氷だけです。


ただし、唯一の例外として「センターキャンプカフェ」というカフェがあり、唯一ここでだけドリンクを買うことができます。


バーニングマンの会場となるブラックロックシティでお金をつかえるのはここだけです。


それ以外の水や食べ物はどうするのかというと、参加者がそれぞれ各自で事前に持ってきます。服や寝るところ(テントやキャンピングカー)も同じく参加者がそれぞれで用意します。


また、食べ物はキャンプをしている人たちにごちそうになったり、道でふるまっている人たちからもらうことも可能です。これはバーニングマンの参加者(=バーナー)は他社との出会いや交流、助け合いを通してコミュニティ=社会をつくっているためです。


ブラックロックシティではお金のやりとるや商売、そして物々交換すらも禁止されています(唯一の例外が「センターキャンプカフェ」)。


各参加者はブラックロックシティで自由な発想で自分を表現することができ、街のいたるところで様々な活動が行われています。


例として以下のようなものがあります。


・絵画や彫刻といったアート作品

・大道芸やパフォーマンス

・野外レイヴ、DJ

・ヨガ

・手作りアクセサリー教室


バーニングマンの参加者はこれらのような活動を自由に行うことができます。


また、交通整理や入口ゲートでの参加者の出迎えなど、街の運営そのものにかかわって自己表現を行うバーナーもたくさんいます。


バーニングマンでは自己表現の手段に決まりはありません。すべてがバーナー自身の自由です。


センターキャンプカフェカウンター 


センターキャンプカフェの中はこんな感じです。キレイですね。



センターキャンプカフェソファ


くつろげるようにソファやイスも用意されています。


(画像:https://gigazine.net/news/20130829-cafe-in-burning-man/


バーニングマンの合言葉は「No Spectator(傍観者であるな)」


なぜ、すべてのバーナー(=バーニングマンの参加者)がボランティアやパフォーマンスをするのか?


それは、バーニングマンの価値観によります。バーニングマンが行われるブラックロックシティでは、自ら活動に積極的に参加し他者と交流することが評価されます。また、オリジナルの活動を企画し、実行してみようという姿勢も重要です。


 反対に、自分では何もせず、ただ「バーニング・マンを見にきた」という見物客としての態度は非常に恥ずべきことだ、とされています。


参加者それぞれがただ祭りを見るのではなく、自ら参加し、他の人たちと交流することにより、バーニングマンという祭りがつくられているわけですね。


バーニングマンの精神は「Give&Give&Give」


Give&Take」という言葉があります。これは「お互いに与える」とか「持ちつ持たれつ」という意味です。「こっちはこれをあげるから、見返りとしてそれをちょうだいね」といった感じですね。


バーニングマンの精神は「Give&Give&Give」なので、「与えて、与えて、与える」です。見返りを求めずに、ただ他者に与えるだけです。


たとえば、ある人は1日中料理を与え続け、ある人は他人がテントをつくるのは手伝ったりします。


こうやって、バーニングマンは成り立っています。


バーニングマンのランチ 


ランチの様子。こんな感じでみんなで食べたりします。


(画像:https://www.everythingburningman.com/foods-to-pack-for-burningman/



バーニングマンの基本理念(10か条)


バーニングマンの基本理念(10か条)を紹介します。


 ・どんな者をも受け入れる共同体である(Radical Inclusion)

 ・与えることを喜びとする(Gifting)

 ・商業主義とは決別する(Decommodification)

 ・他人の力をあてにしない(Radical Self-reliance)

 ・本来のあなたを表現する(Radical Self-expression)

 ・隣人と協力する(Communal Effort)

 ・法に従い、市民としての責任を果たす(Civic Responsibility)

 ・跡は何も残さない(Leaving No Trace) 

 ・積極的に社会に参加する(Participation)

 ・「いま」を全力で生きる(Immediacy)


バーニングマンの最中は何をするのか?


バーニングマンでは何をするのももちろん自由です。とはいえ、バーニングマンの会場となるブラックロックシティは真夏の砂漠にあるので、昼間は尋常じゃなく暑いです。

ですので、昼間はテントの中にいる人が多いようです。もちろん、パフォーマンスを行ったり、料理をふるまっている人はどこにでもいます。

夜になるとハイパー巨大なクラブになります。音楽の音の大きさがハンパないです。ハンパなくハンパないです。

砂漠の夜はかなり冷えるので、会場を自由に回って、音楽を聴いたりお酒を飲んだりします。一週間そんな感じでそれぞれが自由に過ごします。

バーニングマンの夜 

夜のブラックロックシティ。これはほんの一部分です。

バーニングマンの最後にザ・マンとテンプルを燃やす


バーニングマンの最後にザ・マンとテンプルを燃やします。これは毎年変わりません。また、ザ・マンもテンプルも最後に燃やすため、毎年デザインが異なります

昼のザ・マン


昼はこんな感じです。宇宙船みたいなのがテンプルで、その上に載っているのがザ・マンです。ザ・マンの高さは30mです。 

夜のザ・マン 

最後に燃やします。

2018年のバーニングマンのテーマは「I, Robot」


2018年のバーニングマンのテーマはI, Robot」です。人工知能やロボットをテーマとしたアート作品が並んだり、ロボットをテーマとしたファッションをした人が多く参加しそうですね。

そして、今年のザ・マンはどのようなデザインなのかも気になります。


以上、アメリカのネバダ州の砂漠で行われる祭り・奇祭「バーニングマン」について説明しました。2018年は8月27日~9月3日に行われます。

今年のチケットの販売は終了しましたが、バーニングマンは毎年8月の終わりに開催されます。「自分もバーニングマンに参加してみたくなった」という方は来年のバーニングマンに参加されてみてはいかがでしょうか?

毎年公式のチケットサイトでチケットを購入できます。バーニングマンのチケットは何回かに分けて販売されますので、公式のチケットサイトを確認しておきましょう。

2018年のチケットは1月や3月にも販売されていました。ですので、2019年のバーニングマンに参加したい方は今から計画を立てておきましょう。サラリーマンの方であれば有給休暇のスケジュールも早めに決めておきたいでしょうからね。

また、バーニングマンでは他者と交流したり、助け合う必要があります。ですので、絶対に英語を話す必要があります。今から勉強をすれば日常会話は十分できますから、早めに英語の勉強をしておきましょう。英語が話せたら楽しさや満足度がケタ違いに上がりますよ!

じゃあ、また!

淳史

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